これからキャンプを始めてみたい!とはいえ、
- キャンプ道具が多すぎて何を買えばいいかわからない
- キャンプ道具ってお金がすごくかかりそう
- 買ったあとに「これ要らなかったな」と後悔したくない
こう感じる人、多いと思います。
結論から言うと、初心者は最初から全部揃える必要はありません。まずは「寝る・座る・照らす」を中心に、必要な道具だけ揃えれば十分楽しめます。
実際、私も形から入るタイプで、とりあえず必要そうなものを全部揃えないと気が済まない性格。その結果、不用意にいろんなものを買ってしまい、使わなくなった道具がいくつもありました。
そこで今回は、キャンプ初心者が最初に買うべき道具を7つに絞って紹介します。
「当たり前じゃん」と思う内容かもしれませんが、無駄買いを避けながらしっかりキャンプを楽しむための考え方を整理しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
キャンプ初心者が最初に買うべき道具7選
1. テント(初心者向けは設営しやすさ重視)
当たり前ですが、これがないと始まりません。
テントの形や種類はたくさんありますが、どれも基本的な役割は「寝る場所の確保」です。そこにリビングやキッチンなどの生活空間をどう作るかで、形や大きさが変わってきます。
初心者の方はまず見た目より、以下の3点を重視すると失敗しにくいです。
- 設営しやすい(重くない、難しくない、撤収も楽)
- 雨に強い(耐水圧1,500〜2,000mm程度が目安)
- サイズが適切(使用人数+1.5人くらいで考えると快適)
素材はポリエステル系がおすすめ。撥水性が高く、軽くて、価格もお手頃です。TC素材(ポリエステルとコットンの混合)は重くなりやすく、雨のあとの乾燥にも時間がかかるので、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
ちなみに耐水圧は高ければいいというわけでもなく、高すぎると湿気が内側に溜まって結露が起きやすくなります。レインコートを着ていても服がじっとりするあの感じと同じです。1,500〜2,000mmあれば、通常の雨には十分対応できます。
2. 寝袋(寒さ対策で失敗しやすい重要アイテム)
キャンプは野外活動なので、気持ちは楽しくても体は意外と疲れています。そんなときに大事になるのが睡眠です。
特に注意したいのが春や秋。日中は暖かくても、夜になると一気に冷え込みます。寒くて眠れないと翌朝のコーヒータイムが台無しになるどころか、キャンプ自体がつらくなってしまうので、ここはしっかり選びましょう。
最初の1本なら「3シーズン用」が使いやすくておすすめです。素材はダウンでも中綿でも、暖かければOKです。
ただ、正直なところ家にある毛布などで代用は可能なので、優先度としては中くらいです。ただし、これからキャンプを続けるつもりなら、ダウンの寝袋を最初から買っておくと後々何度も買い直す手間が省けます。(私は中綿系を5個買い、6個目でやっとダウンにたどり着きました……最初からダウン買えばよかった)
3. マット(快眠のためにかなり重要)
地味に見えますが、これかなり大事です。そしてよく見落とされがち。テントには付いてきません、別途購入です。
地面は思っている以上に硬く、夜は冷えます。芝生サイトだからといって油断は禁物。マットなしでも寝られなくはないですが、快適に眠るのはまず難しいです。
クッション性を重視して、なるべく薄すぎないものを選びましょう。折りたたみ式だと収納もコンパクトで扱いやすいのでおすすめです。
4. チェア(満足度が変わる道具)
地べたスタイルの方には不要かもしれませんが、それ以外の方にとってはかなり満足度が変わるアイテムです。
キャンプって、設営と食事の準備以外は意外と「座っている時間」が長いんですよね。食事・焚き火・ぼーっとする時間——この時間こそがキャンプの醍醐味だったりします。
初めは軽量で折りたたみできるモデルが使いやすいですが、座り心地や背もたれの角度など好みが分かれるアイテムでもあります。できれば実際に店舗で座ってから購入するのがおすすめ。座る時間が長い分、お気に入りを見つけると相棒感が増して愛着もわきますよ。
5. ランタン(夜キャンプの必需品)
夜のキャンプ場は想像以上に暗いです。トイレに行くだけでも足元が危ないですし、お子さんがいる場合は特に必須。他のキャンパーのテントのガイロープに引っかかって転ぶ……なんてトラブルも起きやすいです。
最初の1本はLEDタイプ一択でいいと思います。充電式で長時間使えて、明るさも十分。モバイルバッテリーとして使えるものもあるので、いざというときにも頼りになります。
テントに吊るして周囲を照らすものを1つ。加えてヘッドライトがあると両手がフリーになるので、夜の食事や調理のときにかなり重宝します。
6. テーブル(あると快適度アップ)
食事・調理・荷物置きに便利なアイテムです。コンテナボックスや地面置きでも代用はできますが、あるとないとでは快適さがかなり変わります。7選に入れましたが、優先度は低めで「あれば快適度アップ」くらいの位置づけです。
購入する場合は、足元がぐらつきにくいものを選ぶのがポイント。熱いものを直接置きたいかどうかなど、自分の使い方に合わせて素材や大きさを選んでいきましょう。
7. クーラーボックス(食材管理に必要)
食材や飲み物の管理に必要です。特に夏場はないと大変なことになります。
形状は大きく「ハード系」と「ソフト系」の2種類。保冷力はハード系が優れていますが重量級で、撤収時に空になっても重いのが難点。ソフト系は軽くて使い終わったら折りたたんで収納できるのが最大のメリットです。
最近はソフト系の保冷力も上がってきているので、1泊程度であれば少し大きめのソフト系で十分対応できると思います。(私はハード系を3つ持っていますが、どれもオーバースペックで値段も高く、財布へのダメージも大きかったです……)
ちなみにクーラーボックスは地面から離して設置すると保冷力が下がりにくくなるので、スタンドなど高さを加えるのがおすすめです。特に夏場は必須レベルです。
最初から買わなくてもいい道具
初めてキャンプ道具を揃えるとき、ついやってしまうのが「最初から全部揃えること」。(あっ、過去の自分のことです。いや、今もか。)
たとえば、
- 焚き火台(必須ではないが、焚き火をしたい方は優先度を上げてOK)
- 大型収納BOX(実は収納して持っていった中身の半分くらい使わないことが多い)
- おしゃれなキッチン用品(その料理のためだけに買った鍋、使ってますか?いいえ使ってません)
- 高額ギア一式(沼にハマると大変なことに…)
- ランタンの複数買い(燃料がバラバラになって管理が面倒。費用もかかる)
- カトラリー類(まずは紙製や家にあるもので十分)
これらは慣れてからでも遅くありません。カトラリーなど一つひとつは安くても、チリも積もれば山となります。まずは家にあるもので代用できるものは代用してしまいましょう。
道具を勢いで買って使わなくなるパターンは多いので、失敗例が気になる方は別記事も参考にしてみてください。
初心者が失敗しない買い方
1. まず最低限だけ買う
必要になってから追加する方が経済的で、「次は何を買おうか」とワクワクする時間も増えます。コンロや調理器具など、家にあるもので代用できそうなものは代用してしまいましょう。
2. レンタルも活用する
テントやタープ、焚き火台など高額なものは、一度借りて試してから判断するのもありです。一式レンタルして「まずキャンプを体験する」という選択肢も十分アリだと思います。
3. 見た目だけで選ばない
見た目は大事ですが、使いやすさが伴わないと結局使わなくなるか、ストレスを抱えながら使い続けることになります。
買うタイミングや、初心者が購入前に考えることも別記事で詳しくまとめています。
まとめ
初心者が最初に買うべきキャンプ道具は、今回紹介した7つがメインです。
| アイテム | 優先度 |
|---|---|
| テント | 高 |
| 寝袋 | 中(代用可) |
| マット | 高 |
| チェア | 中 |
| ランタン | 高 |
| テーブル | 低(代用可) |
| クーラーボックス | 中 |
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。予算の範囲内で優先度の高いものから少しずつ揃えていく方が、結果的に経済的で、道具への愛着もわきます。
まずはキャンプを体験して、そこから自分のスタイルを少しずつ作っていく——その過程自体が、キャンプの楽しみのひとつです。
道具選びで迷ったら、「本当に今必要か?」を一度立ち止まって考えるだけでも、無駄買いはかなり減らせます。

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